外壁洗浄はどのくらいの頻度で行うべき？外壁洗浄の基本について

外壁の汚れが気になるけれど「どのくらいの頻度で洗浄すればいいのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。外壁の汚れを放っておくと見た目が悪くなるだけでなく、外壁の耐久性にも影響を与えます。そのため、外壁の機能を維持するためにも、定期的なメンテナンスを行う必要があります。

この記事では外壁の汚れやその原因について説明したうえで、外壁を洗浄することの大切さや洗浄する頻度について詳しく見ていきたいと思います。

外壁の汚れとは

外壁につく汚れの多くは都市型汚れと呼ばれる汚れです。窓ガラスの固定などで外壁にはシーリング材が使われています。都市型汚れとはこのシーリング材が溶け出すことで、雨水などで拡がって外壁に付着し、そのうえにチリやホコリ、カーボンなどが蓄積した汚れです。こうした都市型汚れの原因は油汚れですので、雨水などでは流れ落ちてくれません。

なぜ外壁が汚れるのか

外壁に塗られている塗料は保護の役割を持っています、塗膜とよばれる塗料の膜が雨水や汚れから建物を保護してくれるのです。この塗料の性能が落ちてくると、汚れがつきやすくなります。

最近の高機能な塗料では15年以上も耐久性があるものもありますが、塗料の寿命は種類や施工の品質でも大きく変わります。短いときには3年くらいで塗料の性能が落ちてしまう場合もあります。

外壁が汚れてきたなと思った場合は、経年劣化で塗料の防水機能や防汚機能が落ちてしまい、汚れがつきやすくなってしまった可能性もあります。このように外壁に塗られた塗装の性能が劣化することで汚れがつきやすくなった結果、さまざまな汚れがついてしまいます。

外壁洗浄がなぜ必要なのか

外壁の汚れを放っておくと落とすのが難しくなります。その場合、水洗いでは簡単に落とすことができませんので、特殊な洗浄が必要になります。とくに外壁にカビやコケなどが発生してしまった場合はやっかいです。外壁材の奥の方まで根を張ってしまい、完全にきれいにすることはとても難しくなってしまいます。あまりにひどい場合には、外壁材自体を交換することになることもあります。

外壁の洗浄は見た目をきれいにすることだけが目的ではありません。汚れをそのままにしておくと外壁が劣化してしまいますので、劣化が進まないようにするためにも外壁の洗浄は必要な作業になります。

外壁の劣化が進んでしまうとひび割れが発生し、そこから雨水がしみこみやすくなってしまいます。そのため、外壁だけでなく建物内部が痛んでしまう原因にもなります。定期的に外壁を洗浄することで、建物の寿命を伸ばすことができるのです。

外壁洗浄の頻度はどのくらいか

外壁の洗浄・掃除はどのくらいの頻度で行えばよいのでしょうか。サイディングやモルタルなどの外壁材の場合には、年に1~2回程度の頻度で洗浄を行うとよいでしょう。こまめに洗浄・掃除をすることで、汚れが落ちにくくなるのを防ぐことができます。

これ以外にも、ひび割れが発生していないか、カビやコケが生えていないかなど、外壁に不具合がないかこまめに確認することも大切です。また、雨が降った後には外壁を水で洗い流すなど、普段からメンテナンスをすることも大切です。

自分で外壁洗浄するには

外壁を洗浄するやり方の基本は水洗いです。土埃などの汚れであれば、水洗いでもきれいに落とすことができます。落ちにくい汚れの場合は、スポンジやブラシなどに中性洗剤をつけてこすれば落とすことができます。最後にホースで水をかけて洗い流してください。

汚れが広くこびりついているときは、高圧洗浄機を使うとよいでしょう。最近では家庭用の高圧洗浄機が比較的安い値段で手に入れることができます。高圧で水を吹き付けることで、汚れなどを簡単に落とすことができます。

外壁洗浄を業者に依頼する

汚れが広範囲にわたっていて落とすのが大変な場合や、水洗いや市販の洗剤では落とすことのできない汚れが付着しているような場合には、自分で洗浄することは難しいかもしれません。

このようなときは、専門の業者に外壁洗浄を依頼する方がよいでしょう。専門業者は高圧洗浄や外壁塗装などの方法で、自分でやるよりきれいに仕上げてくれます。また、外壁の洗浄に手間や時間をかけたくない場合にも、業者に依頼すれば手早く作業を行ってくれるでしょう。

まとめ