専門知識コラム
2020年02月15日

タイルは劣化しないって本当?タイルのメンテナンスの重要性について

タイルのメンテナンスの重要性について

一般的な外壁塗装よりも長持ちすることから、新築一戸建ての外壁にタイルを使う一軒家が増えています。デザイン性も高いのがタイルのメリットでもあり、そのデザイン性と、外壁塗装のような劣化をしないと考えから多くの新築を建てる方に選ばれています。しかし、本当にタイルは劣化しない外壁であるのか、その事実を徹底解説していきます。

タイルはメンテナンスがいらない?劣化もしない?

タイルというのは外壁塗装よりもメンテナンスにかかる手間が少ないことから、人気が高まっています。しかし、メンテナンスフリーというわけでもなく、メンテナンスを怠れば当然、劣化します。タイルには主に磁器質タイルと陶器質タイルというものがあります。一般的に雪が降るような北日本では磁器質タイルが使用されます。寒い地域以外であれば陶器質タイルが採用されています。

タイルは水を吸います。そのため雪が降って凍結するような地域ではタイルは内部の水分が凍るためヒビ割れて劣化します。ですから寒い地域では陶器質タイルが一般的に使用されます。
というのは、水を吸う量が少ないため、吸水した水がタイルの中で凍ってしまうのを防げます。吸水量が多いと、水分の膨張によってタイルにヒビが入ります。ヒビによってタイルはどんどん劣化していきます。

一方、寒冷地以外の地域は使用される磁器質タイルというのは、吸水率が高いタイルになります。色がつきにくく、劣化もしにくいといわれています。

しかし、自然環境に強いタイルといっても、10年以上経過すると徐々にタイル以外の部分に劣化が進行し始めます。タイルを支える下地やコーキング部分が一緒にタイルを劣化させていき、劣化が全体に進みます。

タイル単体で見れば、タイルは汚れもつきにくく、劣化に強い材質です。残念ながら一定の年数が経過すると徐々に劣化していくといえるのです

タイルはメンテナンスが必要

タイルは劣化しにくい外壁ですが、劣化しないわけではありません。そのため、定期的なメンテナンスが必要です。タイルを支える部分は天候の影響で少しずつ劣化していきます。ほかにも下地の劣化にともない、タイルが浮いてくることや、ヒビが入るようになることもあります。

タイル自体は自然環境にも強い素材ではありますが、タイルを貼り付ける部分はタイルではないので、一般的な外壁と同様のスピードで劣化していきます。そのため、タイル自体が劣化しないためにも周りのコーキングや下地のメンテナンスが必要です。一般的には10年単位でメンテナンスをしていくのが推奨されています。

タイルは業者によるメンテナンスで長持ち

タイルはメンテナンスが少ない外壁ではありますが、それでも汚れは年数が経過すると蓄積していきます。新築の家を建ててから5年間ほどは汚れがそこまで気になりませんが、徐々に汚れが表面に蓄積していき、5年以上経過すると汚れが気になるようになります。汚れを蓄積させないためにも、自分で定期的にタイルの掃除をするようにしましょう。

しかし、外壁の掃除は範囲も広いので大変です。なおかつ2階部分のタイルの掃除は高さもあるので、一人でやるには限界があります。そのため定期的に外壁洗浄を依頼することで、いつまでも綺麗なタイルを維持できます。汚れを定期的に落とすことで、タイルの劣化予防にもつながります。業者のタイル洗浄であれば、湿気やすい場所のコケやカビまでしっかりと落としてくれるので安心です。

タイルの洗浄は専門家に任すのがおすすめ

タイルの洗浄を依頼するときにはどこにしようか多くの方が悩むかと思います。とりあえず地元の工務店に行ってお願いしようという方も多いのではないでしょうか。しかし、タイルの洗浄はできれば専門業者に依頼するとよいでしょう。工務店に依頼してしまうと、どうしても費用が高くなってしまいがちです。

また外壁洗浄のプロにタイル洗浄を依頼することで、タイルの汚れをタイルを傷つけずにしっかりと落としてくれます。を行ってくれます。外壁にはサイディング、モルタル、レンガなどさまざまな外壁があります。その中でも専門業者に依頼をすれば、タイルにあった洗浄を行ってくれます。自分でも高圧洗浄機を買えばできると思いがちですが、自分でやると全てのタイルを綺麗にすることは極めて困難です。汚れの残りがあればそこの箇所からタイルの劣化が始めることがあります。そのため、タイルの洗浄をするときは定期的にプロの業者に依頼するのがおすすめです。

まとめ

タイルは劣化しないわけではなく、レンガを支える下地やコーキングによって劣化します。いろんな外壁材料と比較した場合、最も劣化のスピードが遅いのがタイルというだけです。したがってタイルも経過年数とともに劣化していきます。劣化を進行させないためにも下地やコーキングなどの定期的なメンテナンスを行う必要があります。汚れもつきにくいとはいえ、放置すれば劣化の進行を早めてしまいます。ですから面倒だと思いますが、タイルは可能な限り毎月掃除をしましょう。なかなか自分では毎月のようにタイルの掃除はできないので、まずは専門業者に依頼するようにしましょう。

「アルケミスト」では専門知識をもってタイルの洗浄を行っております。ぜひお気軽にご相談ください。